大島紬が高級なワケ

着物の買取について調べていると、なぜ高額買取になる着物があるのか興味がそそられます。大島紬も高額買取になる着物のひとつですが、そのわけをいくつかご紹介します。
大島紬は大変歴史が古く、発祥についてはいまだに明確にはなっていないものの、奄美大島に13世紀ごろ伝えられたという一説があります。また、泥染めの起源もいくつか諸説が伝えられていますが、農作業をしていた方がその日田んぼの中に着物を忘れてしまい、翌日その着物を手にしたら偶然漆黒色に染まっていたことに気付いたそうです。これがきっかけとなり泥染めが始まったという一説があります。
大変手の込んだ工程であることが、価値のある着物の証でもありますが大島紬も同じです。まずは生糸つくりから始まり、撚糸といわれる工程で1本の糸につむいでいきます。その後、糸の中に含まれた不純物を取り除く精錬という作業が行われます。
その後、糸繰という作業で一定の長さに糸を束ねていきます。糊付けや乾燥が終わったら、予め造られていた図案を元に柄締めという作業で糸を織っていきます。その後、染めの作業に入ります。印し入れ、間解、摺りこみ、蒸熱、全壊、揚枠、仕上げ、綾ひろい、おさ通し、板巻、織り、検査と進みます。
これだけの工程を踏んで造られる大島紬。手間隙かけて作り上げられた大島紬は大変上質であるため、着物の買取業界でも高値で買取されています。